傾聴とは

傾聴とは、心理療法家C・ロジャーズが提唱した、
感情をそのまま受け止め相手を理解する技術
で、受容、共感、一致の姿勢で自立を支援する「来談者中心療法」に基づいた、
従来の指示、アドバイス型とはまったくちがうコミュニケーション技術です。

外部リンク:wikipedia「来談者中心療法」

「感情をそのまま受け止める」きき方

「とにかく相手に話させて、吐き出させればいいんですよ。」

昔、初心者だったころ習いにいった講座で先生から言われた言葉です。「吐き出せば楽になる」というのは心理学でいういわゆるカタルシス効果のことです。
でも、吐き出させれば何でもいいなんてちょっと乱暴だと思いませんか???
カタルシスは傾聴の持つ効果のたった一つでしかありません。
傾聴による効果は、カタルシス以外にもあります。

傾聴の効果

  • その場や人といるとホッと安心できる。
  • 2人の間に信頼関係が出来る。
  • 自己肯定感があがる。
  • 前向きな気付きがわきやすくなる。

そして、もう一つ大切な効果、聴き手自身が楽になるということです。

コミュニケーションの幅が広がることで、聴くことへのストレスが減り、人と話す苦手意識がなくなったという人もいます。

これが私自身が感じている傾聴の最大の魅力です。

「きき方」を使い分ける

あなたは日常で「きき方」を使いわけていますか?

「きく」とひと言でいっても、いろいろと種類があります。傾聴は中でも「感情をそのまま受け止める」というきき方をします。果たして「きき方」を使いわけているでしょうか?

 傾聴といういままでしらなかった新しい聴き方の引き出しを増やして、場面に応じてきき方を使いわけられるようになると、コミュニケーションの幅がぐんと広がり対応に困る場面が減ってきます。

聴き方のクセを知る

話している最中に途中から割り込まれたり、ひどいときはわたしが出した話題を横取りしされて、延々と長話しにつきあわされるハメになったり・・・そんな経験はありませんか?
このような会話泥棒がなぜおきるでしょうか?それは、人の心の中にはフィルターという名の色メガネ、つまり人生で身につけてきた聴き方のクセがあるからです。
聴き上手になるためにはこのフィルターを自覚するところからはじめます。
「好き」「興味ある」「経験がある」話は集中力が高まります。
しかしフィルターがプラスに反応しすぎて感情が動きすぎると、相手の話を聴いているはずなのについ自分の知識や経験を話したくなるのです。
逆に「嫌い」「興味がない」「経験がない」話に対してはフィルターが閉じて冷たくなるか、意見の違いに反応して反論したくなります。
つまり人間は興味ありすぎる話嫌いな話も、両方とも聴きにくいのです。
傾聴1日講座ではこの心のクセ、フィルターを自覚したうえで相手の話を聴くときはそれを横において目の前の人に誠実に関わるための練習をします。

話している最中に途中から割り込まれたり、ひどいときはわたしが出した話題を横取りしされて、延々と長話しにつきあわされるハメになったり・・・そんな経験はありませんか?
このような会話泥棒がなぜおきるでしょうか?それは、人の心の中にはフィルターという名の色メガネ、つまり人生で身につけてきた聴き方のクセがあるからです。
聴き上手になるためにはこのフィルターを自覚するところからはじめます。
「好き」「興味ある」「経験がある」話は集中力が高まります。
しかしフィルターがプラスに反応しすぎて感情が動きすぎると、相手の話を聴いているはずなのについ自分の知識や経験を話したくなるのです。
逆に「嫌い」「興味がない」「経験がない」話に対してはフィルターが閉じて冷たくなるか、意見の違いに反応して反論したくなります。
つまり人間は興味ありすぎる話嫌いな話も、両方とも聴きにくいのです。
傾聴1日講座ではこの心のクセ、フィルターを自覚したうえで相手の話を聴くときはそれを横において目の前の人に誠実に関わるための練習をします。

傾聴に期待できることの例

 話を聴くのがつらくなくなる
 話の要点がつかみやすくなる
 知らない話題に安心してついていける
 つい話し過ぎてしまったと後悔することが減る
 信頼されやすくなる
 こちらの話に耳を傾けてもらえる
 悩みごとを相談されたときの対応がしやすくなる
 お客様から怒られる機会が減る
 よく相談されるようになる